ユニログ

元ユニクロ社員が語る体験記

働く上でのロードサイド店舗とテナント店舗の違い


ユニクロの店舗には2つの店舗形態がある。

一つはザ・ユニクロであるロードサイドのお店だ。

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ロードサイドとは、その名の通り幹線道路や交通量の多い道路沿いに構える店のことで、主に車で来る人や地域の人が多いため、地域密着型とも言える。なので客層に地域の傾向が出やすい。(下町であれば年配が多いとか)
 
当たり前だがユニクロの商品しかないので、ユニクロ目的で来る。そのため、ユニクロのことだけ覚えていけばなんら問題ない。
 
 

もう一つはテナント型のお店だ。
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テナントとは、賃貸借契約のもとで不動産を借り受ける賃借人のことで、ショッピングセンターや駅ビルの中にある店舗のことだ。
 
こういった店舗はついで買いや、ただフラッと寄っただけの客もいるのでロードサイド店舗の時とは違い、ユニクロのことだけ覚えておけばいいわけではない。まず覚えることが多い!建物の中の一部を借りて運営しているため、売上の経理報告やその建物が企画するポイントカードの処理なんかがあるわけだ。
 
さらにその建物全体でイベントやらキャンペーンがあれば、(一部除く)すべてのテナント店舗は連動して行わなければならない。
 
そして一番多いのが、客からの質問だ。その建物内にある他の店のことや場所、扱う商品なんかも聞かれる。そのためテナント型の店舗で働く場合、建物全体のこと・ポイントカードやイベント・どこにどのお店があるかも知っておかなければならない。
 
なのでレジでの処理や対応はロードサイド店舗より大変かもしれない。

 
 

どちらにも一長一短がある。テナント型の店舗だって、言い換えればより多くのことも覚えられる。ディベロッパー(開発業者のことで、建物側のことだ)とテナント店舗の関係や、ユニクロ以外のお店のことも知ることができるし、もしかしたらユニクロ以外のお店の子と友達になれるかもしれない。
 
もし、これからユニクロで働こうと思っている人は、自分が希望する店舗のことを知っておいた方がいいかもしれない。