ユニログ

元ユニクロ社員が語る体験記

ユニクロの実態!ユニクロは本当にブラック企業か!?(正社員編)

 

前回の記事で、働く上でブラック企業かどうかアルバイト編を述べました。

今回は正社員として働いていた経験から、僕が感じたことを踏まえて

ブラック企業かどうか見ていこうと思います。



ユニクロ」は、良い意味で成長できる企業、悪い意味で体力的・精神的に辛い部分があります。

実際ユニクロ入社後、3年以内に辞める人は5割弱ほどいます。

やはり辞める人は、精神的な理由で辞める人が多いのは確かです。ユニクロは人と交わる面が大きいですし、人とのコミュニケーションが取れなければ続けていくことは困難です。

 

 

なぜブラック企業と言われるのか

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そもそもユニクロがなぜブラックと言われるのか、その辺も少し触れていきたいと思います。詳しいことは他の方の記事などでご存知かもしれませんが、主に世間一般で言われているのが下の3つです。


長時間労働

サービス残業

離職率の高さ

 

 

長時間労働

長時間労働に関しては、確かにユニクロの拘束時間は長いです。

本来、ユニクロも休憩を抜いた1日8時間労働が基準で、早番(オープン前から8時間)と遅番(昼頃からクローズ後まで)に分かれます。

ですが、現実なかなか定時で帰れることはあまりないです。

 

というのも、正社員が残らなくてはならない状況になるからです。

 

閉店作業や閉店作業など、正社員でしか行えない作業はたくさんあります。

なので誰かが必ず残らなければならないため、正社員は残業することになります。これは一店舗あたりの正社員の数が少ないのが原因だと思います。(だから正社員を増やしたりと、政策が行われたようにも思えます)



例えば、開店時間が10:00〜20:00の店であれば、通し(フルタイム)で 7:30〜22:00(内休憩2時間)の12時間半の労働となります。


しかしこの労働時間は、ユニクロだけに言えることではありません。

小売業界であればどこも同じですし、他のアパレル業界のが長いところが多いです。ユニクロでも月の労働時間が決められていますので、厳格に反映されます。

 

また、ユニクロでは必ず週休2日になります。

通常アパレル業界では週休1日もザラです。他の会社を否定するわけではないですが、どんなに忙しくても、ユニクロは福利厚生がしっかりしています。

 

 

ネックなのは早い出勤時間くらいで、そこまで斗出してブラックであるとは思えません。(ただ、遅番で最後まで残って、翌日に早番が続くと少しキツいかもしれません)

 

 

サービス残業

これは、店舗によるところが大きいですね。サービス残業に厳しく対応しているところもあれば、黙認しているところもあるのが現状だと思います。

しかし他の記事でも書きましたが、サービス残業に対する取り組みは、かなり厳しくなりました。


そもそもサービス残業が発生するのは、上からの要求や突然の改正によるものが大きいですが、自店でもっとお店をよくしようという取組みからも発生します。

 

ユニクロでは売上などで一日の予算が決められています。その予算は人件費等を含むため、決まった時間で作業しなければならないのです。

そのうえ、上からの要求や自店の取組みを終わらせなければならないため、退勤後に作業をするという状況が生まれるのです。

 

もちろんユニクロでもそれは厳禁であり、退勤後にたとえどんなことでも、仕事に結びついたりするようなことはしたら注意されますし、きちんと給与に反映されるように手続きをします。

 

もし、どうしても終わらせたい作業があるなら、きちんと責任者に許可を取って残業をします。これは店長であっても同様です。

しかし、いかに時間内に終わらせるかの効率や、時間管理といったものが求められるため、理論的には理にかなっていますが、現場ではかなりキツい面もあります。

 

 

常に理想を求め、前進していくユニクロだからこそ生まれるものですが、僕も実際にサービス残業というのは、多少なりともしていました。

ですが、サービス残業という意識はあまりなく、自分のためにも、店のためにも終わらせたいという気持ちがそうさせているのかもしれません。

 

 

離職率の高さ

これに関しては本当のことで、理由も様々です。

体力的にきつかったり、精神的についていけなくなった人も多いです。

 

ユニクロはチームプレイなので、人間関係に悩む人もそれなりにいました。僕もいて感じたことは、ユニクロは求める理想が高く、それについていけないのが理由ではないかということ。

人によって捉え方は違うかもしれませんが、ユニクロは目標意識や求められる能力が高いです。良く言えば成長できる環境ですが、安定した働き方を求める人には向いていないでしょう。

 

人材排出企業と言われていますが、出ていく人に共通しているのは目標がきちんと定まっていない人のように思えます。

 

 

待遇はブラックではない

確かに、ついていけないことや人間関係でツラいこともありますが、きちんと目標があり、成長したいという意欲が高い人にはとても良い職場です。

成長できる環境やサポートもしっかりしていますし、20代でかなり高額な給与も得ることもできます。↓ この年収表も有名になりましたね。

 

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実際に店長になると、給与も驚くような額になります。同年代で比べても頭一つ抜き出ますし、それが20代などの若いうちに可能です。


それに転職をする場合、ユニクロでの勤務経験は評価が高いと言います。

もちろん会社側としては、キャリアアップのためだけに入ることは望んでいませんが、ユニクロで得られるものは多く、成長したい人には損はないです。

他の会社に行っても、ユニクロでの経験が役に立ったことや、ユニクロで働いていて良かったという話はよく聞きます。

 

 

ブラックというのは捉え方次第

ブラック企業というのは、その人の価値観によるところが大きいように感じます。

もちろん、誰が見ても本当にブラック企業だというような企業はあります。しかし、ブラックと言われるような企業に入ること全てが悪いとは思いません。

 

逆に言えば、壁がたくさんあるところに身を置くことで、成長できるチャンスがたくさんあるということです。

 

あえて経験することで見えてくるものや、得られる知識があります。

 

何事も周りの意見や評価で判断するのではなく、自分の目で見て判断することが大切であると思います。

 

 

ユニクロの仕事に興味がある方はこちら!

free-note.hatenablog.jp

 

▼アルバイト編の記事はこちら!

free-note.hatenablog.jp

 

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※2017年に「ジョブセンス」は「マッハバイト」に名前を変えました。(前の方がよかった気が…)